空き家となっているお家を解体するには、それなりに費用がかかります。しかしその費用によっては解体ができず、そのまま放置になってしまうこともあるかもしれません。放置しても不動産価値は下がる一方ですし、近所迷惑になる可能性が日に日に高まっていきます。そうならないように、まずは空き家解体の費用がどれくらいになりそうかを確認した上で、費用対策を進めていく方が良いでしょう。

空き家解体の工事費用は木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造といった種類によっても違いますし、現場の周辺環境、付帯工事の有無などで異なります。こちらでは、十日町市近くにあるエムクロスが、空き家解体の工事費用について、詳しくご紹介していきます。

空き家解体にかかる費用は、建物や解体方法、付帯工事、廃棄物の種類と量、地域な様々な要素で分かれてきます。一般的には解体のみで木造なら2.5万円から4万円、鉄骨なら1坪3万円から5万円程度、鉄筋コンクリート造なら1坪3.5万円から6万円は相場です。

これは地域によって違ってきます。また、これは解体工事だけの費用なので、これに廃棄物の処理代と、そのほかの経費が上乗せされます。ちなみに古い家には自前の浄化槽が付いている場合がありますが、こちらの解体費用は30万円から50万円と比較的高額です。

例えば、十日町市にある約25坪の古い民家（明治時代からの瓦葺木造2階建て）を解体した場合の相場は約100万円です。また、空き家解体では、個別の事情によって解体費用が高くなる可能性があります。周辺の道路状況が悪い、敷地いっぱいに家が建っている、自然災害で倒壊した場合、火災後の建物、地下室がある建物などが該当します。

なぜ高くなるかというと特殊な重機を使う必要が出てきたリ、解体する人を増やさなくてはならない分人件費がかかる、また重機の置き場所も確保するため、駐車場代と警備員の配置や道路使用許可の取得が必要になるなど、コストが増加するためです。

全国各地の自治体でそれぞれ独自の補助金制度や、空き家バンク事業を展開しています。

たとえば上越市には「空き家等除却費補助制度」があり、特定空き家の指定、もしくは特定空き家に指定されていない空き家を所有している場合に、解体工事費用および工事によって発生した廃材の処分費用などのうち、50万円を上限として2分の1まで補助してくれます。ただし利用には市税を滞納していないなどの条件が付きます。

十日町市の場合には、「十日町市空き家バンク事業」があり、市内にある売買・貸借可能な空き家を登録して一括管理を行い、空き家情報を常時公開、希望する物件を検索できるようにデータ化し、移住や定住を希望する人の家探しのサポートを行っています。わかりやすく言えば、空き家の所有者と空き家を探している人の橋渡しをするのが、この空き家バンク事業です。

空き家バンクに登録、あるいは登録申請した空き家の所有者には、家財道具等の搬出及び処分費用、屋内外の清掃費用の補助があります。補助率は10分の5で、補助金額は1～10万円です。その他家屋改修については空き家バンクの登録物件を購入、借り受けた市外からの転入者（5年以上の定住を希望する人）を対象に、市内事業者が請け負う家屋本体及び住宅設備の改修工事にかかる費用補助があります。補助率は10分の10で、補助金額は5万円から50万円までです。

十日町市のように、空き家に関する補助金制度がある自治体は多いので、まずは調べてみてください。

空き家解体を依頼したい方は、十日町市近くのエムクロスへ。アパートやマンション、木造住宅、商業施設やテナントビル、工場・プラントの設備など解体工事全般に対応可能です。工事費用の見積もりも承りますので、お気軽にご相談ください。